中国大陸や東南アジア、朝鮮半島では古くからお茶が慶事に使われており、日本でも福岡県、佐賀県、熊本県などでは結納にお茶をとりかわす儀式や風習があります。
- 嫁入り先に根付くように
茶の木の根は深く縦横に伸びて固定するので、大きくなってからの移植はとても難しく、二度植えは育たないというところから、嫁入り先に根付くようにとの願いを込めています。 - 毎年、春に新芽を出すから
茶は常緑で風雪に耐え、刈られても摘み取られても春とともに新しい芽を吹き、たいへん生命力の強い植物であることも、お茶が慶事に使われる理由です。
お茶を入れる水には、ミネラル分の多い水(硬水)よりも軟水が適しています。水道水なら、必ず一度沸騰させてから使いましょう。
- まず急須にお湯をとる
ポットのお湯(90℃)を人数分、いったん急須にとります。(1人分100㏄程度) - 湯呑みに注ぐ
急須から湯呑みにお湯を注ぎます。湯冷ましとともに器を温められて一石二鳥。 - 人数分の茶葉を入れる
急須に、お茶の葉を入れます。2人分で大さじ1杯が目安です。 - 湯呑みのお湯を急須に戻す
お湯が60〜70℃の適温になっているので、急須に戻します。 - 茶の葉が少し開きかけたらいれ頃
30〜40秒待って、茶の葉が少し開きかけたら湯呑みに注ぎます。最後の一滴まで注ぎ切りましょう。